災害時の支援物資は、まず多くの人に共通するものから届きます。赤ちゃんのミルクや、やわらかい食事、アレルギー対応の食品、ペットのフードなどは手に入りにくいことがあります。この記事では、家族構成に合わせて追加したいものをまとめます。
この記事の結論
- 乳幼児・高齢者・アレルギーのある人の分は、普段使っているものを多めに備える
- ペットのフードと水は少なくとも5日分、できれば7日分以上
- 薬や医療情報は、持ち出せる形でまとめておく
参考になる公的資料
農林水産省は、乳幼児、高齢者、慢性疾患や食物アレルギーのある人に向けた「要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド」を公開しています。ペットについては、環境省が「人とペットの災害対策ガイドライン」をまとめています。
出典:農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」(要配慮者向けガイドを含む)/環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」
乳幼児がいる家庭
- ミルク(粉ミルクの場合は調乳用の水も)、液体ミルク
- 哺乳瓶、または使い捨ての哺乳瓶・紙コップ
- 離乳食、子どもが食べ慣れたおやつ
- おむつ、おしりふき
- 母子健康手帳のコピー
液体ミルクは調乳の手間がなく、水やお湯が確保しにくいときに役立ちます。賞味期限があるので、普段から使ってローリングストックで回すと無駄になりにくいです。
高齢者がいる家庭
- 常備薬(数日分の余裕)、お薬手帳のコピー
- やわらかい食品、介護食、とろみ剤など普段使っているもの
- 入れ歯と手入れ用品、眼鏡、補聴器と電池
- 大人用おむつ、尿とりパッド
かむ・飲み込む力に合わせた食品は、避難所ではすぐに手に入らないことがあります。普段食べているものを多めに用意しておきましょう。
食物アレルギーのある人がいる家庭
- 原因食品を含まない食品を、普段より多めに
- 処方されている薬
- アレルギーの内容がわかるメモやカード(避難所で周りに伝えるため)
ペットがいる家庭
自治体の資料では、ペットフードと水を少なくとも5日分用意するよう示されています。できれば7日分以上としている自治体もあります。
- フードと水(少なくとも5日分)、食器
- 療法食や薬を使っている場合はその分
- キャリーバッグまたはケージ、リード
- ペットシーツ、排泄物の処理用品
- ペットの写真(はぐれたときの捜索用)、ワクチン接種の記録
避難所によってペットの受け入れ方は異なります。お住まいの自治体の情報をあらかじめ確認しておきましょう。
探すときのリンク
チェックリスト
- 家族それぞれに必要な薬と、その情報のコピーがある
- 乳幼児・高齢者が普段食べているものを多めに備えた
- アレルギーの内容を伝えるメモがある
- ペットのフードと水を少なくとも5日分用意した
- 自治体のペット同行避難の情報を確認した
まとめ
配慮が必要な家族の分は、支援物資では手に入りにくいからこそ、家で備えておく意味が大きいものです。まずは家族それぞれの「これがないと困るもの」を書き出すところから始めてください。家族全体の備えは備蓄水やローリングストックの記事を参考にしてください。