防災リュックは、自宅にいられなくなったときにすぐ持ち出すためのものです。あれもこれもと入れていくと、重くて持てなくなります。この記事では、何を優先して入れるかを整理します。
この記事の結論
- 防災リュックは「避難所に着くまで+最初の1〜2日」をしのぐためのもの
- 水・食料・明かり・情報・衛生・貴重品の順で優先する
- 実際に背負って歩けるか、一度試しておく
持ち出し袋と家庭の備蓄は役割が違う
首相官邸の防災ページでは、自宅が被災したときは安全な場所に避難し避難生活を送ることになるため、非常時に持ち出すものをあらかじめリュックサックに詰めておき、すぐに持ち出せるようにしておくよう呼びかけています。同ページにはチェックリスト(PDF)も用意されています。
出典:首相官邸「災害への備え 事前にできること」(ページ内に持ち出し品のチェックリストPDFあり)
1週間分の水や食料は家に置いておく「備蓄」、避難するときに背負って出るのが「持ち出し袋」。役割を分けると、リュックに入れる量を絞りやすくなります。
優先順位つきの中身リスト
1. 水と食料
- 飲料水(500mlのペットボトル数本)
- 火を使わずに食べられるもの(栄養補助食品、缶詰、菓子など)
2. 明かりと情報
- 懐中電灯またはヘッドライト、予備電池
- 携帯ラジオ
- モバイルバッテリーと充電ケーブル
3. 衛生用品・救急用品
- 常備薬、お薬手帳のコピー
- マスク、ウェットティッシュ、携帯トイレ
- 絆創膏などの救急用品
4. 身を守るもの・防寒
- ヘルメットまたは防災ずきん、軍手
- レインウェア、タオル、ブランケット
5. 貴重品
- 現金(小銭も)
- 健康保険証などのコピー
家族構成で足すもの
乳幼児がいる家庭ではミルク・哺乳瓶・おむつ、高齢者がいる家庭では常備薬や入れ歯の手入れ用品など、日常生活に欠かせないものを足します。詳しくは配慮が必要な家族がいる場合の追加備蓄にまとめています。
重さの考え方
避難の途中で持てなくなっては意味がありません。決まった重さの基準よりも、家族それぞれが実際に背負って歩けるかで判断してください。同じ品目なら軽くて小さいものを選ぶ、1人1つずつリュックを分けるといった工夫で負担を減らせます。
リュック本体の選び方
- 両手が空くリュック型であること
- 雨に強い素材、または防水カバーがあること
- 暗い中でも見えやすい反射材が付いていると安心
中身がセットになった市販品もありますが、家族に必要なものが入っているかは中身の一覧で確認し、足りないものを足して使うのがおすすめです。
探すときのリンク
チェックリスト
- 水・食料・明かり・情報・衛生・貴重品が入っている
- 家族構成に合わせたものを足した
- 実際に背負って歩いてみた
- 玄関など、すぐ持ち出せる場所に置いた
- 食料と電池の期限を確認する日を決めた
まとめ
防災リュックは「全部入り」より「持って逃げられる」ことが大事です。まずは優先順位の上から揃え、背負って重さを確かめてください。家での備蓄は備蓄水やローリングストックの記事を参考にしてください。